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概要
VirtualBoxの管理画面を起動した際に、「仮想マシンにアクセスできません」と表示されることがあります。
VirtualBoxが仮想マシンのvboxファイルを読めない場合に発生しますが、正常に起動・停止できていれば、vboxファイルが失われることはありません。
VirtualBoxが仮想マシンのvboxファイルを読めない場合に発生しますが、正常に起動・停止できていれば、vboxファイルが失われることはありません。
ただし、以降に記載する『発生条件の例』で事象が発生する可能性があります。
事象が発生した場合は『手順』を参考に、回復可能か検討することをオススメします。
事象が発生した場合は『手順』を参考に、回復可能か検討することをオススメします。
発生条件の例
[1] 仮想マシンを起動した状態で、PCを停止した場合
[2] 仮想マシンの編集を実施中に、PCを停止した場合
[3] VirtualBoxプロセスが異常終了した場合
手順
1. VirtualBox管理画面を起動して事象を確認
2. 拡張子「.vbox」が格納されているフォルダを開く
3. VirtualBoxのバックアップを取得
<参考URL>
4. ファイル名「xxx.vbox-tmp」の「-tmp」を取り除く
5. VirtualBox管理画面を起動して仮想マシンが認識していることを確認
6. 仮想マシンが起動することを確認
vboxファイルが紛失した場合の懸念点
・ vboxファイルが紛失してしまうと、仮想マシンの構成を設計書などから復元する必要があるため時間が取られてしまいます。
・ ネットワークは設定項目が多く、設定ミスがシステム全体へ影響を与えることがあるため、特に注意をはかる必要があります。
【ネットワークの設定で指定できる項目】
○ 割り当て○ 名前
○ アダプタータイプ
○ プロミスキャストモード
○ MACアドレス
○ ケーブル接続
推奨構成
・ VirtualBoxのバックアップを定期的に取得
VirtualBoxのバックアップを定期的に取得して、vboxファイルの紛失時に容易にリストアできる環境構築を推奨いたします。
バックアップは仮想ディスクなど丸ごと取得することで、vboxファイル以外の障害に対応できる可能性が増します。
Oracle VM VirtualBoxを完全バックアップ/完全リカバリする方法
バックアップは仮想ディスクなど丸ごと取得することで、vboxファイル以外の障害に対応できる可能性が増します。
Oracle VM VirtualBoxを完全バックアップ/完全リカバリする方法
・ 仮想マシンの構成変更後にバックアップを取得
仮想マシンの構成情報はvboxファイルに記載されているため、仮想マシンの構成変更後にvboxファイルのバックアップは必須となります。