2015年8月11日火曜日

Oracleのパッチ適用を行いませんか?

ブログを移転しました。
https://awsbloglink.wordpress.com

1.パッチの概要


未だに根強い人気を誇るデータベース「Oracle」。
Oracleは製品のバグ修正をパッチという形でユーザに提供しています。
(My Oracle Supportで参照可能)

Oracleが提供するパッチには意味合いごとに分かれています。
そのため、とっつきにくく感じる方もいるかと思います。

本番障害を極力避けるためにパッチ適用は必要不可欠です。
パッチ適用が必要となるシチュエーションの一例を挙げます。
[1]Oracle新規インストール
[2]Oracleアップグレード
[3]運用フェーズ全般(緊急パッチがでた場合、早急にスケジュールして適用を計画)

このように、Oracleパッチ適用を行う機会は非常に多いです。
そもそも、新規インストールを行う時点で、Oracleのパッチを確認して
適用することを前提として手順書を作成しておくことをオススメします。

2.パッチの種類


Oracleのパッチは種類が豊富で分かりにくく、色々なパッチ適用を行うことにより、
パッチ同士が競合して適用手順が複雑化することがあります。
そういう無差別パッチ適用とならないように、パッチの種類を把握して、
適用に際してはOracleサポートに確認することを怠らないようにしましょう。

Oracleが提供するパッチの代表例
[1]CPU:四半期毎に提供されるパッチ(セキュリティ修正を行う)
[2]PSU:四半期毎に提供されるパッチ(CPUの修正にモジュール修正やバグ修正を行う)
[3]PSE:契約ユーザの環境に合わせた個別パッチ
[4]PSR:WindowsのSPに近い位置付けで機能修正だけでなく新機能の追加を行うパッチ

PSRは新機能の追加はもちろんのこと、オプティマイザの動作も変わる可能性があるため、
導入は慎重により慎重に行う必要があります。

3.パッチの適用を行いませんか?


短い文章のため伝わりにくい点が多々あったと思います。
どういう環境であれば、新規にOracleをインストールする場合は、
My Oracle Supportでパッチを入手して適用してください。

適用できるはずだったパッチを適用しなかったがために、
障害を招き体力・精神・信頼を失うのは辛いと思います。



パッチ適用にご協力をお願いします。


0 件のコメント:

コメントを投稿