2014年2月27日木曜日

Red Hat Enterprise Linux 6におけるrunInstaller文字化け対策

ブログを移転しました。
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「runInstallerの文字化け」について、これで何度目ですか・・・と言うほど、現場の技術者から質問を受けます。本日も同様の問い合わせを受けたので、お困りの方が多いと判断し、対策方法を記載します。参考になれば幸いです。

対策案2を実施した場合、インストール後にdbcaやnetca実行した場合も文字化けします。
これについても対策方法がありますので、別の投稿で対策方法を記載いたします。


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==========変更履歴
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2016/06/06(月) : Red Hat Enterprise Linux 7でも発生いたします。
              対策はRed Hat Enterprise Linux 6と同様となります。

2016/06/06(月) : dbca,netca,asmcaの文字化け対策を追記(JRE_HOME書き換え)


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==========概要
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【現象】
Red Hat Enterprise Linux 6にOracle DatabaseやOracle Grid InfrastructureのrunInstallerを起動すると文字化けを起こします。

11gのインストーラーは、ほぼ全てが対象となります。
12cのインストーラーは、リリースされた時期により対策が施されており日本語が正しく表示されます。
※インストーラーを実際に起動して状況を確認してください。

※Red Hat Enterprise Linux 6をベースとしたOS(Oracle Enterprise Linux 6 ...etc)でも同様の現象が発生します。

<現象発生時の画面ハードキャプチャ>























【原因】
Oracle製品に含まれているJREの日本語パッケージがOSに合わないためと推測されます。

【対策】
対策案1:LANG=Cを指定してからrunInstallerを起動します。(言語が英語になります)
対策案2:JREを別途インストールして、runInstallerにJREのパスを個別で指定します。


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========== 対策案1
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[1]コマンドラインでLANG=Cを指定してください。























[2]runInstallerを実行してください。






















[3]英語でインストーラーが起動します。





















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========== 対策案2
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[1]JREをダウンロードしてサーバに格納してください。


[2]JREをインストールします。























[3]JREがインストールされていることを確認します。






















[4]runInstallerを起動します。(JREを個別指定)






















[5]日本語でインストーラーが起動します。






















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==========JRE_HOME書き換え
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dbca、netca、asmcaをviで開いて、JRE_HOMEの値を以下のように書き換えます。

JRE_HOME=/usr/lib/jvm/jre

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==========その他
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【特記事項】
My Oracle Support(サポート)の情報は一切使用しておりません。
サポートから対策を受けたい場合は、サポート契約していることを確認してOracle My Supportに問い合わせをお願いします。
なお、サポートの情報の公開は規約違反のため掲載することはできません。
無論、この記事にサポートで得た情報は一切使用しておりません。


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